9/6 日記
- 色々やってました、色々…
- Reason を 11 にアップグレードした
- 久しく見ないうちに propellerhead という名前はなくなってるし、 Rewire は廃止されてるし、プラグイン起動が可能になってるし、どうしちゃったんだ君はという感じ
- propellerhead という名前とても気に入ってたんだけどな
- 8 以降の Reason の方向性、制作的には大変便利なアップデートになっているんだけれどもそれはそれとして僕がとても気に入っていた propellerhead 製品のアティテュードみたいなものはなくなっていっているなと感じる
- Reason というソフトウェアは元々 VST プラグインなどは使用できず、完全に製品内に組み込まれているエフェクトやインストゥルメントしか使えなかったので、その分高い安定性と 100% のトータルリコールを実現していた
- さらにかっこよかったのは「ソング」の概念で、アーティスト名や曲名、スプラッシュ画像などを埋め込むことが出来た。そして作成したソングは読み込み専用で配布することができた
- つまり、同じ Reason のバージョンを所有するユーザ同士であれば他人の作ったソングファイルを完全な形で演奏・再生することが可能だった。しかも mp3 や wav よりはるかに軽量で、かつハイレゾどころではない生演奏音質で
- このあたり、 MOD カルチャーの影響があると勝手に思っている
- DTM を始めた当時は Reason 4 しか持っていなかった アカデミック版がとにかく安かったし、プラグインの付け足しがしたくても出来ないので貧乏人にはもってこいだった。最初から使えなければ諦めもつくというもの
- Reason 4 当時の Redrum あたりのサンプルは大変に貧弱で、まともな四つ打ちテクノを作れるようなキックなど入っていなかったけど、それが逆に良かった。ないならないでサンプルを dig しまくったし、ビルドインのエフェクトで最大限に音を太くする技も学べた とにかくパッチングの自由度だけはあったから、ないものは作る精神でなんでもやった
- パッチングが複雑化しすぎてもはや全く読み解けない(しかし曲はしっかり鳴る)ソングなんかも作った。 Pentium4 のファミリー向けパソコンでは到底再生できず、トラックのフリーズもないのでパラメータを少し弄ってはソングごと書き出して聞きながら作業をしていた 金が無い代わりに時間があったから出来た話
- リサンプリングも出来ないから一々書き出しては一旦 SoundEngine Free に突っ込んでざっくり波形編集してから NN-XT の鍵盤ひとつひとつに割り当てていったりしたな 当然サンプルの波形表示などできやしないから、ギリギリまで SoundEngine で詰めておいてスタートポイントいじりたかったら鍵盤叩いて試聴しながらゴリ押しでタイミング決めてた
- 今もう絶対無理